「マイノリティ」に対する差別を生み出さない社会への挑戦 〜対話会〜

「マイノリティ」に対する差別を生み出さない社会への挑戦 〜対話会〜

2021年08月07日04:00

【オンライン】

誰もが生きやすい社会を望むすべての人へ
このイベントに目を留めていただきありがとうございます。

「112kt」は”対話創出プロジェクトユニット”として、
相互に尊重して誰もが生きるに値する社会を作るための対話を創出し、
あるべき社会変革の姿をみなさんと共に考え、アクションに移していくユニットとして活動しています。

私たちには、「マジョリティとマイノリティ」があるのではなく、
実は「誰もがマイノリティ」であり、
誰もが唯一無二の「私」を生きていると考えています。
しかし、自分以外をわかりあえないことから生じる
差別・憎しみ合い・不平等・格差は終わりなく増え続け、
その中でもどうにか社会を渡り歩いていますが、
この状態を次世代に残してよいのか?と葛藤を抱えています。

==第二回のテーマについて==
東京オリンピック・パラリンピックが始まりました。
ここに至るまでに、色々なことがありました。
・オリンピック招致賄賂問題
・オリンピックエンブレム選考問題
・オリンピック会場デザイン建設問題
・コロナ禍において開催するか否か問題
・差別発言問題
・アートディレクター系人選問題
・チケット購入者の個人情報流出問題

コロナ禍からオリ/パラ延期・開催まで、大きく俯瞰してみると、
社会に巣食っていた膿がもはや隠しきれずに、ごく無理のない自然の摂理として、炙り出されているように感じます。
これまで日本を支えてきた社会構造には、限界が来ているように見えます。

ここに至るまでにもう一つ大きな出来事がありました。
それは、先の国会で準備が進められていたLGBT法案(LGBT当事者への理解を促進するための法案)が、
「差別は許されない」という一言が書き加えられたことで
自民党内の意見がまとまらず、国会への提出が見送られたというものです。
さらに、オリ/パラ開催後は、この法案を通す推進力(大義)は失われるのではないかと推測されています。

※詳しい経緯は以下の記事にまとめられていますので、ぜひ読んでみてください。
NHK政治マガジン「『差別は許されない』はダメ?LGBT法案に揺れた自民党」

私たちはここで何を学ぶのでしょうか。
ポイントは、全ての人が社会の当事者であるということです。
ひとりひとりが自らを内省し、やさしい未来を作るために、必要なアクションを考えます。

対話会では、LGBTの中でも特に理解が難しいとされている「T(トランスジェンダー)」および「性同一性障害」の当事者の身に
降りかかっている現実を共有します。その上で、

・「差別」とは何か?なぜ起こるのか?※LGBT関連に限らない
・社会としてどうあればよいのか?法律の意味とは?
・私達は何をどうしていくのか?

をオープン&フラットにみなさんと対話して
紡ぎ出していきたいと思います。

●対話会概要
2021年8月7日(土)13:00〜14:45 ※日本時間
1.基調講演(安池) 35分
2.チェックイン 10分
3.対話会 60分
(定員20名まで)

●参加していただきたい人
・世の中から差別をなくしたいと考える方
・今、差別に苦しんでいる方
・困っている人を放っておけない方
・性同一性障害について理解を深めたい方

●参加にあたってのお願い
対話会はオンラインzoomで行います。事前にご準備をお願い致します。
安心安全の対話の場づくりのため、対話会のときには、カメラONでのご参加が出来る方でお願い致します。
また、以下のことをグラウンド・ルールとさせて頂きます。
・ すぐに意見がまとまらなくても、大丈夫
・ 途中で意見が変わっても、大丈夫
・ 人格否定・誹謗中傷は厳禁(意見に対する反対意見はもちろんOK)
・ 他者の素直な意見を尊重し、共感できなくてもしっかり傾聴する
・ 批評家にはならず、自分ゴトとして考えて話す

対話テーマがセンシティブなだけに、
他の参加者に不快感を与える発言などの迷惑行為が散見された場合は、
運営の方から注意を差し上げますが、やむを得ずご退室をお願いする場合がございます。
みなさんとの建設的な対話にご協力をお願い致します。

●112ktユニット紹介
安池中也/Chuya Yasuike(講演者)
株式会社えて 静岡基地 代表取締役(隊長)
「こども達の笑顔をつくろう!」を理念にした子ども家具メーカー「えて」の代表。
遊び心いっぱいのデザインと世界観で、こども向けの家具アイテムを製造・販売。
アイテムはテレビ番組や映画、CMのセットにも使用されている。
「こども」がキーワードとなる企業の商品・イベント・空間の企画開発のサポートも行いながら、
2010年には「子ども達にチャレンジと達成感を感じられる場所」として木育(もくいく)ワークショップ事業をスタート。
幼稚園・保育園のプログラムや小学校のキャリア教育など、延べ6000名以上の子ども達に開催。
性同一性障害である経験を通じて「思いを伝える事の大切さ」「人権と多様性」
「夢を実現する方法」等の講演を開催し、 モノとコトの両輪で「こども達の笑顔を作る!」活動を進めている。

泉綾子/Ayako Izumi(対話コーディネーター・講演プロデューサー)
早稲田大学社会科学部卒業。
株式会社NTTデータにて社会基盤システムの企画開発にマネージャーとして従事。
本業の傍ら、社会のマイノリティ・多様性についての講演活動をプロデュース。

注意:掲載後、開催日等予定を変更されているイベントもございますので最新情報は掲載されている主催者へご確認ください。

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