LGBTQ教育を考える Vol.4 「男らしい色?」「女らしい色?」制服を選ぶことの意味

LGBTQ教育を考える Vol.4 「男らしい色?」「女らしい色?」制服を選ぶことの意味

2021年08月15日03:00

【オンライン】

第4回目のテーマは『 「男らしい色?」「女らしい色?」制服を選ぶことの意味 』と題し、社会的に規定されがちな性別表現の規範が、LGBTQ当事者の生徒の自分らしさを抑圧している可能性について考えます。前半は日高教授が2019年に実施したLGBTs(エルジービーティーズ)を対象にした全国インターネット調査(有効回答数10,769人)の一部をご報告いただきます。この調査ではトランス女性の48.8%、トランス男性の77.0%が「これまでの学校生活(小中高)で与えられた制服を着るのが嫌だったことがある」と回答しています。また10代のLGBTs当事者の33.6%が「性別や性自認について周囲の人と違うと初めて気づいた時、誰かに相談したいと思った」と答えています。
後半には日高教授が監修と一部シナリオの執筆をした教育映像DVD「はじめて学ぶLGBTs」より「男らしい色?女らしい色?」および「好きになってはいけないの?」を上映したのち、皆さんと意見交換の時間を持ちたいと思っています。

───────────────────
【スピーカープロフィール】

日高 庸晴(ひだか やすはる)
宝塚大学看護学部 教授
日本思春期学会 理事
厚生労働省エイズ動向委員会 委員

略歴:京都大学大学院医学研究科で博士号(社会健康医学)取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部エイズ予防研究センター研究員、公益財団法人エイズ予防財団リサーチレジデントなどを経て現職。 法務省企画の人権啓発ビデオの監修や文部科学省が 2016 年 4 月に発表した性的指向と性自認に関する教職員向け資料の作成協力、文部科学省幹部職員研修、法務省の国家公務員人権研修、人事院のハラスメント研修などの講師を務め、国や自治体の事業に従事している。

厚生労働省エイズ対策政策研究事業「個別施策層のインターネットによるモニタリング調査と教育・検査・臨床現場における予防・支援に関する研究(研究代表者:日高庸晴)」の研究成果をリーフレット『子どもの“人生を変える”先生の言葉があります。』としてウェブなどで公表しているほか、セクシュアルマイノリティに関する書籍や教材の監修も手がけている。

───────────────────
【プログラム】
2021年8月15日 (日)
12:00〜12:40 調査結果を交えたトークと質問受付 (約40分)
12:40〜12:55 映像上映(1) 「はじめて学ぶLGBTs」より「男らしい色?女らしい色?」 (約12分)
12:55〜13:05 動画についての意見交換・意見募集 (約10分)
休憩 (約5分)
13:10〜13:35 映像上映(2) 「はじめて学ぶLGBTs」より「好きになってはいけないの?」 (約22分)
13:35〜14:00 日高教授とかずえちゃんによる質疑応答 (約25分)

───────────────────
【イベント詳細】

日時:2021年8月15日 (日) 12:00~14:00
視聴方法:YouTubeライブ配信を使用してのオンライン限定配信
※ライブ配信後も、8月18日 (水) 14時00分 まで動画全編を視聴いただけます。

───────────────────
【注意事項】
お申し込み後のキャンセル、返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。
講演および教育映像を含む、全てのライブ配信中の映像・音声を、
スクリーンショットやカメラなどにより録音・録画・ダウンロードすることは法律により禁じられています。

───────────────────
イベント企画:かず部屋

このイベントは、YouTuber かずえちゃん が主宰する、LGBTQとALLY(アライ)のためのコミュニティ『かず部屋』によって企画されています。メンバー同士の交流はもちろん、イベント企画・運営、Zoomなどを使っての勉強会や交流会などを定期的に開催しています。セクシュアリティや性別、年齢、国籍などを問わず、集まった人たちで「なに」が出来るかを考え、行動し、アライの輪を拡げていきたいと思っています。自分も一緒に何かしたい!誰かと繋がりたい!LGBTQについて学びたい!ワクワクしたい!など興味のある方は是非一緒に活動してみませんか?

注意:掲載後、開催日等予定を変更されているイベントもございますので最新情報は掲載されている主催者へご確認ください。

オンライン LGBT LGBTQ トーク

関連イベント