Trans+ Identity Words Project ~カナダと日本を比較しながら~

Trans+ Identity Words Project ~カナダと日本を比較しながら~

2022年02月06日01:30

【オンライン】

セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2022 分科会
2022年2月6日 (日) 10:30 - 12:00
「Trans+ Identity Words Project ~カナダと日本を比較しながら~」(手話通訳、文字通訳有)
録画配信+LIVEでQ&A
(ZOOMミーティング/Youtube配信/質疑応答等の一部を除いてアーカイブ配信予定(3/31まで))
(URLは後日ご案内します/ZOOM交流会にもぜひご参加下さい)
(全16分科会+アーカイブ配信が観れるフリーパスはこちら)

企画内容
オーラル・ヒストリー (oral history) とは、人々の生きてきた人生を直接聞き取り、記録としてまとめたものです。こうした記録をアーカイブスにして一般に公開することは、歴史的に重要であるだけでなく、今を生きている私たち自身にとっても意味があり、次世代への大きな励ましにもなると思います。海外では、様々なジャンルでオーラル・ヒストリーのプロジェクトがあります。例えば、ミネソタ大学のThe Tretter Transgender Oral History Projectは、180人のトランスジェンダー活動家へのインタビューを公開しており、人数にもインタビュー時間にも圧倒されます。LGBTQのオーラルヒストリーアーカイブスは、日本にはまだあまりありません。

長年、インタビュー調査をしてきた鶴田幸恵さんは「Trans+の人びとにインタビューして論文を書くのに、匿名でしかインタビューを紹介できないのだとしたら、それは搾取ではないのか?」「自分が記録した生データは、死んだあとどうなるのか?」といった疑問を持ってきました。トランス当事者の貴重な証言を、自分しか見られないお蔵入りデータにしておくのではなく、公の財産にしたい、という想いから現在、鶴田さんはカナダのビクトリア大学にて「Trans+ Identity Words Project」を実施されており、日本でも「LGBTQ+ Oral History Archive Project」に取り組んでいます。そこでぶつかる大きな壁として、インタビューされる人たちを守るための「倫理申請」があります。この分科会では、鶴田さんにこうした試みについて、日本とカナダの状況を比較しながらお話頂きます。日本でのアーカイブスの実現には、どのようなことが必要なのかも、共に考えていけたらと思います。

【参照ページ(分科会内でも説明します)】
Intro: Chair in Transgender Studies (May 2021)
https://youtu.be/Y3gMN16To0k
The Transgender Archives
https://youtu.be/NXamZaMSdNo
Discovery Tool - Transgender Archives
https://youtu.be/tp18zaFBMz4
The Tretter Transgender Oral History Project
https://www.lib.umn.edu/collections/special/tretter/transgender-oral-history-project
NEW YORK CITY TRANS ORAL HISTORY PROJECT
https://www.nyctransoralhistory.org/
Trans Activism Oral History Project
http://lgbtqdigitalcollaboratory.org/trans-activism-oral-history-project/

登壇者プロフィール
鶴田幸恵(つるたさちえ)
英語では、Sachieのeは発音されないので、satʃi:。博士(社会学)。千葉大学文学部准教授。ジェンダーの社会学、LGBTQ+の社会学、質的調査方法論、医療社会学、調査実習などを教えています。昨年度やった調査実習は、成田空港建設反対運動を契機にはじまった有機農業運動についてでした。フィールドワーカーで、東京のトランスジェンダーコミュニティでフィールドワークしながらインタビューをして、20年ちょっとです。現在は、在外研究で、カナダのビクトリア大学に滞在しています。インタビューをウェブ上で見られるアーカイヴにする、というプロジェクトに取り組んでいます。

著書
鶴田幸恵2009『性同一性障害のエスノグラフィ: 性現象の社会学』ハーベスト社
更に詳しくはこちら
https://www.l.chiba-u.jp/applicants/teachers/sachie_tsuruta.html

メッセージ
​いっしょに世界最大を誇るビクトリア大学のトランスジェンダーアーカイブス(資料館)の中の資料を見てみたり、トランス活動家たちのインタビューを聞いたりして、歴史を残していく大切さを味わいましょう。歴史に属する感覚を得ることは、私たちもこの社会に生きているのだと居場所を見つけることでもあるのではないでしょうか。記録し、歴史を作っていくことで、私たちの在り方に誇りを持ち、祝い、レジリエンスを高めませんか。また、調査研究とアクティビズムは社会変革の両輪です。アカデミズムとアクティビズムの連携を強めるためにそれぞれができることを検討する機会にもなって欲しいです。

全分科会をチェックする!→ https://peatix.com/group/7183814/view
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主催 「セクシュアルマイノリティと医療 ・ 福祉 ・ 教育を考える全国大会 2022」 実行委員会
queertaikai2020@gmail.com

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