聡子の部屋 スピンオフ「#Metooを広げるためにーー広河隆一問題から考える植民地主義」ゲスト:乗松聡子

聡子の部屋 スピンオフ「#Metooを広げるためにーー広河隆一問題から考える植民地主義」ゲスト:乗松聡子

2022年08月17日03:00

【オンライン】

フォトジャーナリストの広河隆一氏が、DAYS JAPAN という雑誌の編集長をして
いた頃、自分の下で仕事やボランティアをしていた若い女性たちを、権力を利用
して合意なき性行為やセクシュアル・ハラスメントをしていたことが、多くの被
害者証言とともに、2018年末から翌年にかけて出た『週刊文春』で告発され
た。その後立ち上がった弁護士などで構成される検証委員会でも広河氏の性暴力
・パワハラの事実が認定されたが、広河氏は一貫して自分の行ったことを性暴力
とは認めないできた。
 
 2022年3月になって沈黙を破り、note で長い弁明文を発表したが、そこで
も自己の被害者化と性暴力の否定、告発記事を書いた記者や検証委員会の批判や
中傷を展開した。その後広河氏はSNSで復活、ウクライナに行き、6月末に沖縄
で写真展を開こうとしていたことが発覚する。沖縄二紙には批判的に書かれ、地
元の女性団体などからも強い抗議を受けて中止となる。広河氏が敢えて沖縄を復
活の地に選んだ植民地主義も指摘された。

 これまで、「広河隆一氏とデイズジャパン経営陣の人権侵害を忘れない会」の仲
間たちなどと共に声を上げてきた。沖縄の運動の中での性差別・性暴力という、
難しい領域もあった。

 もちろん広河氏だけではない。いわゆる左派の人権・平和運動やジャーナリズム
の中でどうして性暴力・セクハラがはびこるのか。どうして女性の人権だけが置
き去りにされるのか。どうして加害を認めない加害者を守り、被害者の声を封じ、
復活を助けようとする女性たちが出てくるのか。どうして同業者の多くが沈黙を
保つのか。

 私が住む地の国、カナダが先住民族に行った植民地支配に対するデコロナイズへ
の道のりの中で、女性・性的少数者への暴力が注目されていることなども交えな
がら一緒に考えていきたいと思います。

平和・歴史認識・戦争責任・社会正義・人権・米軍基地・核問題等の分野で執筆・研究・講演・教育活動をする。東京出身。レスター・B・ピアソンカレッジ(カナダ・ビクトリア)1984年卒、慶応義塾大学文学部1990年卒、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)経営学修士(2001年)。高校時代を含み通算25年カナダ西海岸に在住。大学卒業後、官民の団体で国際教育交流事業運営を行い、大学院修了後はUBC異文化間コミュニケーションセンター(CIC)講師(2003-08年)。2006年末、平和教育のための「ピース・フィロソフィー・センター」設立。英語オンラインジャーナル「アジア太平洋ジャーナル:ジャパンフォーカス」エディター。「バンクーバー9条の会」共同代表。2006年以来、アメリカン大学と立命館大学(2018年以降は明治学院大学)の「広島長崎平和学習の旅」の通訳・講師・コーディネーターとして参加してきた。ノーム・チョムスキー、ジョン・ダワーら103名の海外識者が沖縄の新基地建設反対を訴えた2014年の声明行動に対し、2018年、第二回『池宮城秀意記念賞』受賞。平和のための博物館国際ネットワーク共同コーディネーター及び執行理事 (2020-) 。

編著書:ガバン・マコーマックとの英語の共著書 Resistant Islands: Okinawa Confronts Japan and the United States (Rowman and Littlefield, 2012)は日本語版(『沖縄の怒 -日米への抵抗』法律文化社2013年)、韓国語版(2014年)、中国語版(2015年)がある。英語版は2018年に、過去5年間の状況をまとめた章を新に足して、ペーパーバックの第二版が出た。他にはオリバー・ストーン、ピーター・カズニックとの共著『よし、戦争について話そう!戦争の本質について話をしようじゃないか!』(2014年、金曜日)、監修・翻訳をつとめる『正義への責任―世界から沖縄へ』(第1集は2015年、第2集は2016年、第3集は2017年、琉球新報社刊)。編著『沖縄は孤立していない 世界から沖縄への声、声、声。』(2018年、金曜日)。『琉球新報』にコラム「乗松聡子の眼」連載(2017年5月―)。

Satoko Oka Norimatsu による英語記事はこちらを。

Blog: Peace Philosophy Centre (http://peacephilosophy.com)
Facebook: Satoko Oka Norimatsu および Peace Philosophy Centre
Twitter:@PeacePhilosophy

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「聡子の部屋」とは?
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ジェンダー、外国人差別、排外主義、セクシャル・マイノリティ、原発、基地、オリンピックなど、いま日本社会はさまざまな問題を抱えています。
この状況を私たちはどう受け止め、変えていくために、どんな行動をとればいいのでしょうか?
この連続イベントでは、幅広い交友関係を持つ社会学者の梁・永山聡子さんが、いま会いたい人たちをゲストに招き、現在の取り組みや今後について迫ります。

東京・田原町にある書店「Readin’Writin’ BOOKSTORE」で月1回開催します。途中の回だけの参加も大歓迎です。

公式HP https://www.satokonoheya.com/
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会場:Readin’ Writin’ BOOK STORE
〒111-0042 東京都台東区寿2-4-7

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