性の多様性✕教科教育《成果報告会》オンライン/対面ハイブリッド開催

性の多様性✕教科教育《成果報告会》オンライン/対面ハイブリッド開催

2022年08月07日05:00

【オンライン】

【研究と本イベントについて】
学校教育の中で、多様な性のあり方について学ぶ機会を保証することが必要だと思っています。その学ぶ機会も、特定の教科だけでなく、全ての教科、学校教育活動で継続的に設定される必要があると考えます。しかし現状では、学校教育の中で多様な性のあり方について学ぶ場面は決して多くなく、それを取り扱ったという授業実践もまだまだ少ないのが現状です。この現状を受け、私たちは群馬県内の中学校で、性の多様性について考えることのできる美術科の授業題材を開発、実践しました。またそれに先駆けて、県内の学校に勤務する教員を対象に、学校現場で性の多様性を扱うことについての意識調査を行いました。

本成果報告会では、その実践と調査の結果について報告します。またその報告を受けて、LGBTQ支援団体代表、学校教員、研究者それぞれの立場から、これからの学校教育で多様な性のあり方についてどのように扱っていくべきなのか、その未来について一緒に考えていきます。

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このイベントは対面(前橋市市民活動支援センター/元気21:3F https://goo.gl/maps/nL64n9kVPWq1jXu89 )とオンライン(Zoom)でのハイブリッド開催となります。
お申し込み時に参加方法を選択してください。
現地会場については手指消毒の用意や距離の確保など感染症対策を行いますが、次の事項にご留意ください。
発熱や風邪などの症状がある場合は対面参加をお控えください。
不織布のマスクを着用してください。
申込時に連絡先情報をいただいております。
申込時に「対面」を選択した場合でも、当日Zoom参加に変更可能です。連絡は不要です。
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主催:一般社団法人ハレルワ
助成:

【報告者紹介】

茂木克浩(もぎかつひろ)
足利短期大学こども学科講師。群馬大学共同教育学部非常勤講師。群馬美術教育研究所(通称:ぐんびけん)のメンバーとしても活動。群馬県公立中学校教諭を経て現職。群馬大学大学院教育学研究科修了。教育学修士。「多元的共生社会の実現のために美術教育はどのように寄与できるのか」を大きなテーマに掲げて、実践/研究を行っている。現在は、セクシュアルマイノリティ当事者と連携し、性や人の多様性について考えることのできる図工・美術の授業題材開発を行っている。第50回博報賞教育活性化部門奨励賞受賞。

亀井章央(かめいあきひさ)
群馬県の公立中学校教諭。2016年に群馬県の美術教育を専門とする小・中学校教員とともに「ぐんびけん(群馬美術教育研究所)」を立ち上げ、活動中。現在、教職10年目。日常に溢れたものから、今の子どもたちに合った新題材を研究し、実践している。

間々田久渚(ままだひさな)
一般社団法人ハレルワ代表理事。ぐんま男女共同参画センター運営会議委員。前橋市男女共同参画審議会委員。前橋市市民活動支援センター(Mサポ)アドバイザー。群馬県太田市出身、前橋市在住。大学で教育と美術を学び、在学時より男性としての社会生活を送るために、周囲へのカミングアウトや男性ホルモン注射等の治療開始。卒業後、民間企業に務める傍ら、2016年よりハレルワ(当時任意団体)の代表となる。トランスジェンダーの当事者であることをオープンにし、LGBTQの居場所づくりと、地域・学校・企業等での講演活動を行う。学生時代にアーツ前橋立ち上時のボランティアとして、まちなかで過ごした経験や縁から、商店街に居場所を作ることを決意。約2年の準備期間を経て2021年7月にコミュニティスペース「まちのほけんしつ」をオリオン通り商店街にオープン。

【ゲスト紹介】

郡司明子(ぐんじ あきこ)
群馬大学共同教育学部教授(美術教育)。群馬県渋川市生まれ。小学校教員を経て現職。身体性を重視するなかで衣食住に着目し、生活文化を味わい直す「アート」の教育活動を展開。美術教育における「アート的身体」論の構築に向けて実践/理論を研究中。

あかたちかこ
大阪市立阿武山学園専門講師、京都精華大学非常勤講師。立命館大学大学院修士課程修了(応用人間科学)。大学在学中に同年代へのエイズ予防啓発をはじめる。講演活動と並行して、若者やセクシュアルマイノリティ対象の相談業務に従事する中で、性感染症予防や妊娠防止だけに留まらない包括的性教育や、コミュニケーション教育へと専門を広げた。現在は、児童自立支援・特別支援学校・一般の中学校高校での性教育を展開しつつ、大学ではそれらの現場で得たものや考えたことを、対人援助職を目指す若者たちに伝えている。共著書に『たたかうLGBT&アート』(法律文化社、2016年)、『セックスワーク・スタディーズ』(日本評論社、2018年)『未来のアートと倫理のために』(左右社、2021年)『なぜ君は総理大臣になれないのか』(日本評論社、2021年)などがある。Woman’s Diary元編集長。

注意:掲載後、開催日等予定を変更されているイベントもございますので最新情報は掲載されている主催者へご確認ください。

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