わたし」たちのことば––––台湾と日本、交差する時間　第２回 台湾のLGBTQ文学について 「同志」文學のパレード　羅毓嘉、騒夏、陳克華の詩を中心に（会場／配信）

「わたし」たちのことば––––台湾と日本、交差する時間　
第２回　台湾のLGBTQ文学について
「同志」文學のパレード　羅毓嘉、騒夏、陳克華の詩を中心に（会場／配信）

日時：11月27日（日）15時〜
場所：忘日舎（〒167-0042 東京都杉並区西荻北３丁目４−２）＊オンライン配信あり
問い合わせ先：vojitsusha@gmail.com
講師：劉靈均（リュウ・レイキン、Ariel Ling-chun Liu）
参加費：オンライン視聴はスライド・カンパ制を採用（会場参加は一律2000円）　
＊ご参加申し込みについて詳しくは下記「お申し込みについて」をご覧ください。

内容
昨年11月にプレイベント、今年４月に１回目を開催した台湾を学ぶための講座の第２弾。LGBTQ文学が専門で、運動にも積極的に発言、活動を続けている劉靈均さんから羅毓嘉、騒夏、陳克華の詩を中心に台湾文学の現在をお伺いします。

講師紹介
劉 靈均（リュウ・レイキン、Ariel Ling-chun LIU）
1985年、台湾・苗栗（ミャオリー）県生まれ。国立台湾大学日本語文学科修士課程修了後、2013年来日、神戸大学大学院人文学研究科博士（文学）。専門は台湾と日本の性的マイノリティ文学と社会運動の比較研究、日本の植民地の詩歌。論文に「日本語の「台湾同志文学」の誕生：李琴峰『独り舞』」『未名』33号（2019）、「楊邦尼「毒薬」のHIV感染者「当事者性」論争 : 台湾「同志文学」と「馬華文学」の交差点 」『海港都市研究』15号（2020）など。アジアのLGBT情報を日本の地方に紹介する任意団体「関西同志聯盟」共同代表。現在、相模女子大学、関西大学など非常勤講師。共著に『台湾を知るための７２章』（明石書店、2022）。

こんな方にオススメ
・台湾の文学に興味がある。知りたいけれど、どこから入っていけばよいだろう？
・欧米の文学はなんとなくわかるけれど、アジアの文学と社会や政治の関係について知りたい
・植民地期における日本と台湾の関係について知りたい
・台湾における詩のもつ意味と、日本の詩について比較文化的に考察してみたい

本講座は、あらためて「日本」を考えるきっかけにもなるでしょう。初学者から研究者まで幅広く、楽しみながら学べるシリーズトーク。奮ってご参加ください！

スライド・カンパ制について
いま、「知る」「考える」ための多くのプラットフォームは危機的な状況にあり、現行の政治をはじめとして、「知」を軽んじる傾向はさらに強まりつつあります。専門的な知識をもち、大学等で教鞭をとる方々の雇用のあり方も決して無縁ではありません。それは国や地域、性差に関わることで、二重にも三重にも困難の度合いを増しています。

アリエルさんの講義は、台湾に関することばかりでなく、多くの方が気づいていないであろう「日本」を深く、真剣に、楽しく知ることができる内容です。スライド・カンパ制には「応援」の意味も込めています。知ること、伝えること、その双方向の知のゆたかさの還流と、あたらしい試みのための方式です。ご理解のうえ、ふるってご参加ください。

「わたし」たちのことば––––台湾と日本、交差する時間　について

台湾の文学作品が続々と翻訳され、日本語で読めるようになっています。複雑な歴史的背景を持ち、そこで暮らす人々の社会への関心が高まるなかで、台湾の歴史、また現在のようすがありありと伝わってきます。

一方で、台湾がかつて日本の植民地であり、その負の歴史を抜きにしてその歴史と社会、文化を語ることはできません。このシリーズトークでは、台湾の成り立ちから日本の植民地期、また現在進行形のできごとをご参加のみなさまとともに考え、理解を深めていきます。

「わたし」たちは、「わたしたち」ではない。台湾も、日本も、多様なひとりひとりとしての「わたし」の複数からなっている。独立した「わたし」という個人から出発し、台湾と日本の関係を学ぶことで、いままた新たな緊張関係に置かれている世界をもう一度、考えるきっかけになればと考えています。本シリーズにどうかご期待ください。

キーワード：台湾の詩と文学／多元的文化／エスニシティ／ジェンダー／LGBTQ　etc.

お申し込みについて
本講座は会場開催＋オンライン配信を行います（アーカイブ配信あり。開催日より２週間程度を予定）。
＊コロナ感染拡大の状況により、リアルタイム・オンライン配信に変更の場合があります。その場合は事前にお知らせいたします。

＊お申し込み後に、順次、店舗より当日視聴用のズームURL、ID、パスワードをお送りいたします。

配信・そのほかご留意事項について　

＊会場は手狭のため、定員に達した時点で締切とさせていただきます。
＊視聴お申し込みの締め切りは11/27（日）12時までとなります（コンビニ等でのお支払いは前日26日（土）まで）。
＊オンライン視聴は登壇者のみ画面に映る「zoom ウェビナー」方式です。
＊配信終了後、2週間程度アーカイブでの視聴が可能です（YouTube）。事前にお申し込みいただいた全ての方へ動画視聴用のURLを追ってお送りいたします。
＊イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能です。PC、スマホ、タブレットからご覧になる場合は、Zoom のアプリを事前にダウンロードしていただく必要がございます。以下のURLよりアプリのダウンロードが可能です。
https://zoom.us/download#client_4meeting
＊録音・録画はご遠慮願います。
＊URLの共有、第三者への譲渡はご遠慮ください。
＊ご視聴の通信環境の悪化などにより、配信が途切れた場合の返金はいたしかねます。
＊視聴方法や申し込みについてご不明な点がございましたら vojitsusha@gmail.com まで事前にお問い合わせください。