沈黙する 「体育嫌い」の声を聴く ～ジェンダーとセクシュアリティの視点から～

2023年度 第1回ジェンダーとフェミニズム学習会
フェミとクィアのがんばらないトレーニングスタジオ Ninaruの2周年記念講座
沈黙する 「体育嫌い」の声を聴く ～ジェンダーとセクシュアリティの視点から～

８月11日(金祝)　13:30～16:30　
（講義＋ ブレイクアウトルームで意見交換）
講師：井谷惠子さん
ZOOM開催・手話通訳あり

チケット１■ZOOM参加＋アーカイブ閲覧　1000円
チケット２■アーカイブ閲覧のみ　1000円
※アーカイブは、前半の講義部分のみです。手話通訳付き。
※アーカイブは、後日URLをお送りします。閲覧可能なのは8/18までです。
※交流会に参加の方は、申し込み時の名前とzoomの名前を同じにして下さい。

あなたは体育が好きですか?
そう聞くと、今は身体を動かすのが好きだけど子どもの頃学校の 「体育」は大嫌いだった、「体育」にはイヤな思い出ばかり、ともかく「体育」が嫌いで何とか休めないかと画策した、などの声がたくさん集まります。「学校の「体育」には、多くの人が少なからず「恨み」や「文句」があるのでは？そこで今年度第1回の学習会は、参加者のみなさんが思いっきり「体育嫌い」 について話せ る時間をたっぷり取りました。さらには、いったい何が私たちをそんなに体育嫌いにしてしまったのか、本当は楽しいはずのスポーツをこれからもっと気持ちよく楽しみながら行うためにはどうすればいいのか、など今後についてもいっしょに考えられるような時間にしたいと思っています。京都教育大学名誉教授で「体育嫌い」とジェンダー・セクシュアリティ についての調査と研究をされた井谷惠子さんをスピーカーにお迎えして、みんなでいっしょにワイワイと語り合いましょう。
フェミとクィアのがんばらないトレーニングスタジオ Ninaruの2周年記念講座と合同開催 です。

■講師：井谷惠子さんプロフィール
京都教育大学名誉教授．博士（学校教育）．日本スポーツとジェンダー学会元会長．日本スポーツとジェンダー学会理事．
専門分野：体育科教育，主に体育・スポーツとジェンダー・ポリティクスの研究．
主な著書・訳書：『オリンピックという名の虚構　政治・教育・ジェンダーの視点から』（監訳，2021，晃洋書房），『よくわかるスポーツとジェンダー』（共著，2018，ミネルヴァ書房），『スポーツ・ジェンダー 学への招待』（共編著，明石書店）他

■Ninaruからのメッセージ
【これからの「体育」の話をしよう！】
わたしたちはもっと自分のからだを信じていいと思っています。しかし、そうは簡単に信じられない。なぜなら、からだに対するネガティブなメッセージが社会にあふれているからではないでしょうか？アスリートを称賛し、こどもたちに夢を語らせ、能力と努力で序列を作るような、そんな社会にわたしたちは自分のからだを預けています。
遅い・できない・弱いと評価されすっかり「体育嫌い」になった、そこのあなた。
性別二元論に基づいた分け方によって「体育」から排除されてきた、そこのあなた。
運動が苦手な人をどこか心の奥でバカにしたり蔑んでしまっていた、そこのあなた。
破壊と再生を繰り返すこのからだは誰にも止められず、誰のものでもありません。
環境に応答しながら形を変えていくこのからだのことをわたしたちはまだ知らないだけなのです。
そんな宇宙のような拡がりをみせる「個々のからだ」を育むのが「体育」なのではないでしょうか？もっと楽しいこれからの「体育」について、「体育嫌い」なわたしたちが提案できることを話し合いませんか？

■参考資料（ご参加前にぜひご一読下さい）
沈黙する 「体育嫌い」の声を聴く ～ジェンダー視点を中心に～
沈黙する 「体育嫌い」の声を聴く ～セクシュアリティの視点から～
朝日新聞（フォーラム）「体育嫌い」を考える：１　体験から　2022年11月20日
朝日新聞（フォーラム）「体育嫌い」を考える：２　先生たちは 2022年11月27日

【主催団体】３団体のコラボ企画！
■シングルマザーのつながるネットまえむきIPPO
困りごとが多岐にわたっているシングルマザー及びプレシングルマ ザーに対して、 さまざまな支援団体や人をネットワークでつなぎ支援することを活 動の柱としています。
具体的な事業としては、 主にネットワーク団体を対象とした年3回の連続学習会＆交流会、 シングルマザー及びプレシングルマザーとその子どもを対象にした 無料相談会＆リラクゼーションFESTA、 昨年度からプレシングルマザー対象の「IPPOさん福袋」 の配布。

■健康とジェンダーを考えるフィットネス&コミュニティ　Ninaru
「元気ニナル、笑顔ニナル、仲間ニナル」が合言葉の、 健康資源のプラットフォーム。
不健康は自己責任と言われる時代に、 近代スポーツが孕むジェンダー問題や現代人の健康課題に取り組み ながら、誰しもが楽しく運動できるように、 パーソナルトレーニングやグループエクササイズを提供。

■SOGIと〇〇を考えるプロジェクト
当初の目的のG20（2019） への提言書作りは終わりましたが、引き続きSOGI+ LGBTQといろいろなトピックをかけあわせ、 長丁場で濃密な勉強会を続けていきます。 子育てに関わりたいLGBTQと、 子育てに人手がほしいシングルマザーの交流イベント「 にじともプロジェクト」もよろしく。

問い合わせ：g20.lgbtq.subcommittee@ gmail.com