When we talk about us,

When we talk about us,

2023年11月20日00:00

【秋田】 秋田市文化創造館

when we talk about us,
2つの展覧会といくつかのイベントを文化創造館で開催します。
確かに存在する ”私たち” の話をするための場所です。

会期:2023.11.20(月) – 2023.12.2(土)
  (2階3階の展示は11.22(水)から開始。20日は搬入の様子をご覧いただけます)
時間:9:00-21:00 (12.2の最終日は1階は17:00まで)


〈1階コミュニティスペース〉
例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)

「今日はいい天気ですね」
そんな身近さで、自分の痛みや誰かの痛みについて話せれば、今よりもっとうまく会話ができるかもしれません。傘を用意するように自分の感情を大切にし、明日の天気を気にするように他者の涙を想像できれば。
 このプロジェクトは、トランスジェンダーの人々(生まれた時に割り当てられた性別ではなく、生きやすいと感じる性別や状態で生活する人)に対する差別に NO を表明することから始まりました。今年は、誰もが安心して過ごせるフリースペースを作ります。ここでは、好きな本やZINEを読むことができ、作家の山本夏綺さん、俳優の和田華子さんの作品などを鑑賞することができます。もちろん、お喋りしたり、お昼寝したり、自由に過ごすことができます。期間中は、ゲストを招いたトークイベントや、普段感じているモヤモヤを話し合う「性とジェンダーのお話会」、書籍『トランスジェンダー問題−議論は正義のために』(ショーン・フェイ 著,高井ゆと里 訳)の読書会など、様々なイベントも開催します。
 個人の経験や語りを大切にしながら、それぞれが感じている違和感やモヤモヤがどのような社会的課題と繋がっているのか、同じように困っているのは誰なのかを考えます。多数決で物事が決まってしまう社会だからこそ、個人の痛みを大切にしながらゆるく連帯できる場を、私たちは目指します。

【トークイベント】
🌸 11月23日(木) 13:30-15:00
性とジェンダーのお話会 ゲスト:松倉みほ子さん(手話通訳あり)
「”結婚”ってなんだろう?~これからのリレーションシップ」
 秋田での婚活やLGBTQのご縁結びを行う結婚相談所「maricoco」の松倉みほ子さんをゲストにお迎えします。一緒に「結婚」とは何なのかを改めて考えてみましょう。

💠 11月25日(土) 15:00-17:00
ゲスト対談:高井ゆと里さん × 真木柾鷹さん(手話通訳あり)
「秋田で(トランスジェンダー追悼の日)を考える」
『トランスジェンダー問題-議論は正義のために』(明石書店)の訳者であり、倫理学者の高井ゆと里さんと、1998年からマイノリティーの人権活動を行う「性と人権ネットワークESTO」代表の真木柾鷹さんの対談です。

🌻 12月2日(土) 14:00-16:00
性とジェンダーのお話会 ゲスト:依田花蓮さん(手話通訳あり)
「知って、考えるLGBTQ+」
性的マイノリティーの人権擁護のため様々な活動を行なっている政治家の依田花蓮さんをゲストにお迎えします。同性婚や理解増進法など、私たちの生活と政治の繋がりを考えます。

【本のはなしをするイベント】
読んでなくても、よく知らなくても大丈夫。ゆるく連帯していくための読書会です。
※いずれも申し込み不要

📗 11月22日(水) 18:00-20:00
『トランスジェンダー入門』(同時文字起こしあり)
今年刊行された本『トランスジェンダー入門』(周司あきら、高井ゆと里、集英社、2023)の話をします。

📕 11月27日(月) 18:00-20:00
『トランスジェンダー問題-議論は正義のために』♯1(同時文字起こしあり)
『トランスジェンダー問題-議論は正義のために』(ショーン・フェイ著、高井ゆと里訳、明石書店、2022)の本の話をする第1弾。

📘 11月30日(木) 18:00-20:00
『トランスジェンダー問題-議論は正義のために』♯2(同時文字起こしあり)
『トランスジェンダー問題-議論は正義のために』(ショーン・フェイ著、高井ゆと里訳、明石書店、2022)の本の話をする第2弾。

主催:trunk
お問合せ:https://sylvester-shifu.com
協力:秋田県中央男女共同参画センター、秋田市文化創造館、秋田プライウッド株式会社、 株式会社サンゲツ、LUSH


〈2階 スタジオA1/A2・3階 スタジオA3〉
「Here Comes Everybody !」

展覧会について
この展覧会はジェンダーを軸として、他者との違いを受け入れること、受け入れないこと、と、受け入れられないこと、をめぐる展覧会です。作家や参加者の作品、または語りを通 して、ジェンダーと身体についての考え、信条、行動パターンが異なる他者と同じ場所《ここ》に存在するための技術をともに探り、自分と他者との交差点と、自分/他者を守ること、自分/他者と支えること、について考えていきます。 作品を通して以上のテーマを提示している活躍中の8組の出展作家の作品を軸に、秋田公立美術大学の在学生、卒業生の作品も加えた展示、パフォーマンス、 ワークショップのなかで、様々な語りが行われる展覧会 です。

整わない物語
展覧会タイトルの「ヒア カムズ エブリバディ」は、アイルランドの作家ジェイムズ・ジョイスが、彼の有名な小説『フェネガンス・ウェイク』(1939)の全編を通じたテーマと視点を説明するために作った言葉です。 現在でも読解に様々な謎を残すこの小説は非常に実験的な作品で、濃密な言語、複雑な言葉選び、非線形の物語構造で知られています。「ヒア カムズ エブリバディ」というフレーズにも様々な解釈がありますが、本展では、この小説が示唆する、膨大な数の登場人物、多様な彼女らの声、視点を包含し、人類の集合意識、人々の相互関係に目を向けました。 ジョイスが提案した小説のありようを現時点で考えた時、複数の声、様々な言語、整わない (往々にして個人的な)物語から、その交わるところを目指し、そのために語り続けていくこと、語りをかわしていくこと、を様々な人々によって行っていきたいと考えます。

〈参加作家〉
安藤 陽夏里/石原 海/板橋 なつみ/乾 真裕子/岩瀬 海/栄前田 優樹/岡崎 あかね/金川 晋吾/川田 翔子/ケルベロス・セオリー/五社 光希/小谷 真夕/佐々木 香里/佐藤 穂波/津川 沙千/中島 伽耶子/中谷 優希/ブラネン・新那・サイデ/Moche le Cendrillon/依田 碧/他

【イベント】
※いずれも申込み不要

💠 11月22日(水) 16:00-17:30
「アーティスト・トーク」
出品作家たちによる、アーティスト・トーク。それぞれの活動についてお話しいただきます。
会場  /A1スタジオ、他

💐 11月24日(金) 19:00~
  11月25日(土) 14:00~
“Tea?” (Moche le Cendrillon × 帷子 つらね)
出品作家/ドラァグ・パフォーマーのMoche le Cendrillon(モチェ・レ・サンドリヨン)と詩人の帷子つらねによるライブパフォーマンス
会場  /スタジオA2

🌼11月29日(水)18:00~20:00
「とある家族の20年後」
とある家族の現在(いま)と将来(20年後)について参加者同士で語り合い、分析し、そして創作してみるワークショップです。※同時開催中「例えば(天気の話をするように痛みについて話せれば)」展の会場をお借りして開催いたします。
会場 /1Fコミュニティスペース

主催:秋田公立美術大学
お問合せ:here.comes.everybody2023@gmail.com

注意:掲載後、開催日等予定を変更されているイベントもございますので最新情報は掲載されている主催者へご確認ください。

LGBTQ トランスジェンダー 誰でも 交流会 初心者